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【闇バイトから身を守る】実際どんな防犯対策をしていますか?男女500人アンケート調査

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檜垣知宏:宅地建物取引士のアバター

檜垣知宏:宅地建物取引士

闇バイトのニュースが続く昨今、みなさんは日頃どのような防犯対策をしているのでしょうか。
今回、男女500人を対象に「防犯対策」についてアンケート調査を実施いたしました。

【調査概要】
・調査対象:お住まいの防犯対策・防犯意識について
・調査期間:2024年10月23日~30日
・調査機関:自社調査
・調査方法:インターネットによる任意回答
・有効回答数:500人(女性292人/男性208人)
・回答者の年代:10代:0.4%/20代 14.8%/30代 35.2%/40代 30.0%/50代 14.4%/60代以上 5.2%

【調査結果サマリー】
・7割以上の人が「日常生活において防犯対策をしている」
・現在お住まいの防犯対策1位は「郵便ポストをためない」
・ゴミ出しの際に鍵をかけるかは、若干だが「かける」意見が多い
・現在住んでいるエリアの治安や防犯については、それぞれ回答が割れた

7割以上の人が「日常生活において防犯対策をしている」

「日常生活において防犯対策をしていますか?」を聞いたところ、7割以上の人が「している」と回答していました。

「していない」と回答した方でも、ダブルロックや人感センサー、ディンプルキー、モニター付きインターホンを使用しているなど、住宅の設備上、無意識ではありますが対策がなされている場合がほとんどでした。

現在お住まいの防犯対策1位は「郵便ポストをためない」

お住まいの防犯対策・防犯意識について500人に「現在お住まいの防犯対策」を聞いたところ、1位は「郵便ポストをためない(55.8%)」、2位は「モニター付きインターホン(53.6%)」、3位は「ダブルロック(46.0%)」でした。

<1位 郵便ポストをためない>

・郵便ポストにためがちだと狙われやすそうなので、毎日リセットしている
(20代 女性 集合住宅 一人暮らし)

・郵便ポストに入ったものは基本的にはその日に無くすように心がけて人がいることを認知されるようにしています
(20代 男性 集合住宅 家族と同居)

・郵便ポストを溜めると留守だと思われるのでなるべく取るようにしている
(30代 男性 集合住宅 一人暮らし)

郵便ポストがたまっていることで留守を狙われたり、個人情報を抜かれてしまうという不安から、対策している人が多いようです。また、ポストをためることで防犯対策に気をつかっているということを認知させることもできるようです。カンタンに取り入れられる防犯対策なので、行っていない方はぜひ実践してみましょう。

<2位 モニター付きインターホン>

・インターホンが鳴っても直ぐにドアを開けない。モニター、のぞき窓から確認してからドアを開ける。
(30代 男性 集合住宅 一人暮らし)

・来訪者はインターホンで確認し、予定している来客or宅配業者以外は開けない。
(20代 女性 集合住宅 家族と同居)

・モニター付きインターホンで顔を確認してから返事をする。
(30代 女性 集合住宅 新婚)

モニター付きインターホンでしっかりと相手を確認してから、ドアを開ける対策をしているという意見が2位となりました。また、予定にない宅配や来客の際にはドアを開けないという方も多くいました。その他、外出の際にモニターで確認してから外に出るという方もいました。

<3位 ダブルロック>

・寝るときや外出時は玄関のドアも窓もロックを二重にしています。また、帰宅後はドアガードを必ずするようにしています。(30代 女性 集合住宅 家族と同居)

・窓のロックを2重にしています。 後は部屋の中が見えないように、カーテンを閉めます。
(20代 女性 集合住宅 家族と同居)

・玄関はリフォームしたときにダブルロックのドアを採用。鍵が1個しかない窓には補助キーを使ってダブルロック。
(40代 男性 一戸建て 家族と同居)

外出や寝る時、旅行の際には鍵をダブルロックにするという声が多くありました。玄関ドアだけでなく、窓のロックを2重にしたり、補助としてサッシにつける鍵を別途購入し付けている方もいました。また、カーテンはあまり開けずに、外から部屋の様子が分からないような対策をしている方も多くいました。

<4位 2階以上>

・5階以上に住むようにしてること、常に鍵をかけてるのでそれ以外の対策をしていない
(30代 女性 集合住宅 家族と同居)

・5階に住んでいますが、ベランダや外に面するガラス戸は家にいる時でも必ず鍵をかけています。
(30代 男性 集合住宅 一人暮らし)

・1階では寝ないようにしている。玄関から離れた場所で寝るようにしている。
(30代 女性 一戸建て 家族と同居)

集合住宅に暮らす人で、2階以上を選んで住むという声が多くありました。階数が高くなるほど外からの侵入は難しくなるため、住むだけで防犯対策ができるのもメリットです。また、一戸建ての場合必ず1階がありますが、寝室を2階にすることや、1階の窓は開けたままにしないなどの対策をしている方もいるようです。

ゴミ出しの時に鍵をかけるかは、若干「かける」派が多い
「ゴミ出しの時に鍵はかけますか?」を聞いたところ、「かける」が53.4%、「かけない」が46.6%と、僅差ではありますが「かける」派が多いことが分かりました。

<鍵をかける>

・あまり治安のいい地域に住んでいないから。誰か入っても気づけないから。(20代 女性 一戸建て 家族と同居)

・ゴミ出しの場所が少し遠いので必ず施錠してごみを捨てに行っています。(50代 男性 一戸建て 家族と同居)

・万が一に備えて不審者の侵入の可能性を抑制するため。(40代 男性 一戸建て 家族と同居)

・子供もいるのでその間に誰かに侵入されるのを防ぐためにやっている(40代 女性 集合住宅 家族と同居)

ゴミ出しの際に鍵をかけると回答している方の多くは、万が一、少しの隙でもないように、と用心深く考えていることが分かります。また、子供が家にいる場合など、より注意しているようです。その他、ご近所やマンション同居人に不安がある場合や、エリアの治安がよくないことで、より防犯の意識が高い声もありました。

<鍵をかけない>

・自宅から徒歩30秒くらいの場所にあるので、鍵をかける必要はないと考えている(30代 男性 一戸建て 家族と同居)

・誰かしら家にいるのでゴミを出す時間くらいなら鍵をかける必要はないです。(30代 女性 一戸建て 家族と同居)

・敷地内にゴミ捨て場があるので、いちいちかけるのが面倒なのでかけていません。(30代 女性 集合住宅 新婚)

・ゴミ収集車が自宅前まで回収に来てくれる地域で、ごみを捨てるために家を離れる必要が無いので(40代 男性 一戸建て 家族と同居)

ゴミ出しの際に鍵をかけないと回答している方は、ゴミ捨て場が近いという意見が多くありました。また、ゴミ捨て場から自宅が見えたり、マンションで敷地内にゴミ捨て場がある場合など、鍵をかけないようです。その他、自宅に誰かしら家族がいる場合は鍵を閉めないという声も多くありました。

現在住んでいるエリアの治安や防犯について不安はあるかは、意見が割れる

「現在住んでいるエリアの治安や防犯について不安はありますか?」と聞いたところ、「ある」が27.4%、「ない」が37.6%、「どちらとも言えない」が35.0%と意見が割れました。

エリアの治安が悪い場合、防犯面に不安を感じる人が多いことが分かりました。また、どちらとも言えないと回答している人で、特に不安を感じたないと回答していることもあるので、一概に不安要素がみな同じとは限らないと言えるでしょう。

治安や防犯のどんなところに不安を感じるかは「特に不安は感じない」

「治安や防犯のどんなところに不安を感じるか」を聞いたところ、1位は「特に不安は感じない(203人)」、2位は「街灯や灯りが少ない(128人)」、3位は「交番や警察が遠い(73人)」、4位は「エリアの治安が悪い(44人)」でした。

多くの人が不安を感じないと回答する一方、街灯の灯りが少ないことで不安を感じる人や、なにかあった際にすぐにかけこめる交番が遠いことで、防犯への不安を感じる人もいました。住宅街や一戸建ての場合難しいですが、一人暮らしやマンションであれば、明るく人通りの多いエリアに暮らすことで安心できる場合もあるでしょう。

まとめ


7割以上の人が「日常生活において防犯対策をしている」という結果になりました。

また、現在お住まいの防犯対策1位は「郵便ポストをためない」、2位は「モニター付きインターホン」、3位は「ダブルロック」など手軽にできる対策に取り組んでいる方が多いことも分かりました。
ゴミ出しの際に鍵をかけるかは、僅差ですが「かける」意見が多く、防犯対策への意識の高さを感じられます。現在住んでいるエリアの治安や防犯については、街灯の有無や警察の近さが安心のポイントとなっているようです。みなさんもこの機会に防犯対策をしてみてはいかがでしょうか。

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檜垣知宏:宅地建物取引士

株式会社ライフアドバンス代表取締役の檜垣知宏です。 2014年8月に設立し、恵比寿不動産という屋号で賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理を行う不動産業者です。 不動産業界歴15年の経験を生かし、 運営しているサービスサイトである「不動産の相談窓口」の運営者も務めております。

保有資格:宅地建物取引士

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