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【最新不動産会社ランキング】分譲マンションの売却はどこがいい?おすすめは大手?地元?

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檜垣知宏:宅地建物取引士のアバター

檜垣知宏:宅地建物取引士

この記事のポイント

  • マンション売却時には信頼できる不動産会社を選ぶことが大切

  • 不動産会社選びでは、実績や口コミ、集客力、対応の速さを重視する

  • 大手と地元の不動産会社ではそれぞれメリットとデメリットが異なる

マンション売却を検討していて「不動産会社はどこがいいの?」「大手と地元の不動産会社はどちらを選ぶべき?」など疑問を持っている方もいるでしょう。

多くの不動産会社があり、それぞれで特徴や強みが異なります。高く早く売却を目指すなら、信頼できる不動産会社に依頼することが大切です。

本記事では、実際の仲介実績や取扱高をもとに、不動産会社をランキング形式で紹介します。
さらに、大手と地元の不動産会社の違いや失敗しない不動産会社の選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

【仲介件数実績】不動産会社ランキング

ここでは、不動産流通推進センターが発表した「2024不動産業統計集」をもとに、仲介件数実績の不動産会社ランキングを紹介します。

仲介件数実績とは、不動産売買をサポートし、成約に至った件数のことです。不動産会社を選ぶ際の重要な指標の一つとなります。

1位:三井不動産リアルティグループ(三井のリハウス)

三井のリハウスの仲介件数実績は、3万8,680件で1位となっています。 顧客満足度は97%(※)と非常に高く、多くの方に選ばれている信頼のある不動産会社です。 特に売却サポートが充実しており、売主と買主の両方に大きな安心感を提供しています。 例えば、売却物件の設備や建物に不具合がないかを三井のリハウスが無償でチェックし、売買後に万一不具合が見つかった場合は、その修理や交換費用を同社が負担します。 そのため、売主は売却後のトラブルリスクや費用負担を軽減可能です。 また、買主は三井のリハウスのサポートを受けながら安心して購入することができます。
公式サイトより

2位:東急リバブル

東急リバブルの仲介件数実績は、3万265件で2位となっています。 全国に223店舗を展開し、ホームページへの訪問者数は年間で5,000万人(※)を超えるなど、優れた集客力が特徴です。 また、「スピードAI査定」を利用すれば、売却不動産の情報を入力するだけで、その場ですぐにAIが査定結果を教えてくれます。査定価格は毎週更新され、マイページでは査定価格の推移や周辺の相場情報を確認できます。 壁や床のリペアリング、バーチャルインテリアルームなど、売却不動産の価値を高めるためのサポートも充実しており、多くの方に選ばれている不動産会社です。
公式サイトより

3位:住友不動産販売(すみふの仲介 ステップ)

住友不動産販売の仲介件数実績は、3万1,502件で3位です。 全国に200以上(※)の営業センターを展開しており、各地域に精通した担当者が丁寧に売却をサポートします。 自社のホームページだけでなく、大手ポータルサイトや店頭パネル、デジタルサイネージなど、さまざまな媒体を活用して多くの人にアピールします。 また、不動産買取業者の一括紹介サービス「ステップオークション」も行っているため、仲介だけでなく買取についても相談が可能です。
公式サイトより

4位:センチュリー21

センチュリー21の仲介件数実績は、2万7,937件で4位です。 センチュリー21はフランチャイズ制を導入しており、全国に約1,000店舗(※)を展開しています。 幅広いネットワークと地域密着型の営業、年間約3,600万PVを誇る自社サイトの集客力によって、早期売却が期待できます。 また、引渡し後5年間の瑕疵保証保険やVRを活用した内見サービス、リフォームシミュレーターなど、充実したサービスにより、売主も買主も安心して取引を進めることが可能です。
公式サイトより

5位:野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+(PLUS))

野村不動産ソリューションズの仲介件数実績は、1万204件で5位となっています。 会社および営業担当者への満足度調査では、どちらも約96%(※)と非常に高い評価です。 自社サイトの「ノムコム」は、年間利用者数1,300万人、7,000万PVを超える集客力を誇ります。また、3Dウォークスルーやホームステージングなどの機能を活用して、売却物件を魅力的にアピールすることができます。 一定期間内に売却ができなかった場合は、野村不動産が買い取るサービスも提供しているため、売主としては安心です。
公式サイトより

6位:三井住友トラスト不動産

三井住友トラスト不動産の仲介件数実績は、8,518件で6位となっています。 三井住友トラスト不動産と三井住友銀行が連携し、不動産の売却だけでなく、資産運用や相続、遺言などの関連案件も対応が可能です。 「トラストさんのAI不動産査定」を利用すれば、簡単な入力だけで最新の査定価格を確認することができます。 また、売却物件の情報は三井住友信託銀行のパネル展示にも掲載されるため、幅広い顧客にアプローチできます。
公式サイト

7位:福屋不動産販売

福屋不動産販売の仲介件数実績は、7,882件で7位となっています。 福屋不動産販売は、東京都・大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・福岡県に90店舗以上(※)を展開し、地域密着型の営業を行っています。 グループ会社が物件を直接買い取る「不動産買い取りサービス」や「下取り保証サービス」もあるため、早期に売却したい方も安心です。 過去に福屋不動産販売で購入か売却をしたことがある方は、仲介手数料が20%割引になる特典もあります。
公式サイトより

8位:東宝ハウスグループ

東宝ハウスグループの仲介件数実績は、7,198件で8位となっています。 不動産売却後の税金に関する相談に対応する「税理士サポートサービス」を提供しており、特に税務面での専門的なアドバイスを希望する売主にとって安心です。 また、不動産ポータルサイトに掲載する情報は、写真やコメントのクオリティにこだわり、高いアピール力を実現しています。 関東1都3県に25社(※)のグループ会社を展開し、総合力を活かして、スムーズな売却をサポートしています。
公式サイトより

9位:積水ハウスグループ

積水ハウスグループの仲介件数実績は、6,384件で9位となっています。 積水ハウスは、3ヶ月以内の売却成約率が85%と高く、顧客満足度は96%を誇ります(※) クリーニングやホームステージング、売却保証、買取保証、住宅瑕疵保険、インスペクションなど、売却サポートが充実している点が特徴です。 一定期間内に売却できなかった場合は積水ハウスが買い取ることも可能なため、売主は安心して任せることができます。
公式サイトより

10位:大京穴吹不動産

大京穴吹不動産の仲介件数実績は、4,521件で10位となっています。 大京穴吹不動産では、「即時買い取りサービス」「買い取り保証サービス」「リースバックサービス“売っても住まいる”」の3つの買い取りサービスを提供しています。 売っても住まいるでは、大京穴吹不動産が買い取った後も元の自宅に賃貸として住み続けることが可能です。 また、即時買い取りサービスを利用すれば、スピーディーに現金化できるため、急いで売却したい方にも便利です。

WEB集客に強い売却なら恵比寿不動産がおすすめ

恵比寿不動産は東京都心を中心に不動産売買仲介・賃貸管理・不動産賃貸仲介を行なっている不動産会社です。
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一般的な不動産会社では売却を依頼した場合、ポータルサイトや自社HPに掲載するだけですが、恵比寿不動産は自社HPや大手ポータルサイトの他にも、メールマガジンの登録者数3万人超えの会員様にも物件のご紹介をしており、運営しているInstagramアカウント「恵比寿不動産〜理想の家と出会えるメディア〜(総フォロワー数2.5万人)」では、内見動画を投稿することで、より多くの方の目に触れやすいよう様々な媒体で物件のご紹介をしております。また、大手ではないからそ実現できる多角的なアプローチや、フットワークの軽さでオーナー様の要望をできる限り叶えた売却を実現することができます。
公式サイトより

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【取扱高】不動産会社ランキング

ここでは、不動産流通推進センターが発表した「2024不動産業統計集」をもとに、取扱高の多い不動産会社ランキングを紹介します。

1位:東急リバブル

東急リバブルは、仲介件数実績は2位で取扱高は2兆801億4,900万円で1位と非常に規模の大きい不動産会社です。 建物や住宅設備の保証、除菌、水回りのクリーニング、壁や床のリペアリング、売却保証、CGリフォームシミュレーションなど、売却サービスが充実している点も東急リバブルの魅力です。 売却するマンションの価値を引き上げ、買主に良い印象を与えることができます。また、売却査定を行うと、マイページ上で売却データや売却戦略を無料で確認できます。

2位:三井不動産リアルティグループ(三井のリハウス)

三井不動産リアルティグループは、仲介件数で業界トップを誇り、取扱高は1兆9,345億9,900万円の2位となっています。 「リハウスAI査定」を利用すれば、簡単な入力だけでその場で査定額を確認可能です。 過去に三井不動産リアルティグループで不動産の売買や賃貸契約の経験がある方は、仲介手数料の割引特典を受けられる場合があります。 また、「360°サポート」により、売主と買主の両方に手厚いサポートが用意されています。

3位:住友不動産販売(すみふの仲介 ステップ)

住友不動産販売の取扱高は1兆3,928億6,900万円で仲介件数と取扱高のいずれも業界3位を誇ります。 全国に200以上の営業センターを展開し、幅広いネットワークと豊富な顧客情報を活用し、地域に精通した担当者による丁寧なサポートでスムーズな売却を実現します。 リペアやバーチャルステージングなど充実した売却サポートを通じて、物件の価値を最大限に高めることが可能です。 売主満足度は94.8%(※)と高く評価されています。
公式サイトより

4位:野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+(PLUS))

野村不動産ソリューションズの取扱高は、1兆2,218億4,900万円で4位となっています。 自社サイト「ノムコム」は、年間利用ユーザー数が1,300万を超え、年間PV数は7,000万以上(※)と、高い集客力を誇ります。 ノムコムでは、最大42枚の画像を掲載できるため、豊富な情報で物件の魅力をしっかりとアピール可能です。 また、売主のコメントも掲載でき、物件の価値を効果的に伝えることができます。 営業報告や物件情報へのアクセス情報は、専用ページから確認できます。
公式サイトより

5位:センチュリー21

センチュリー21の取扱高は6,960億2,600万円で、5位となっています。 センチュリー21はフランチャイズ制で約1,000店舗を展開しており、地域密着型で丁寧な売却サポートを提供しています。 また、自宅を売却後も賃貸として住み続けられるリースバックサービス「売っても住めるんだワン!!」を利用することも可能です。 センチュリー21は伊藤忠グループの一員として、グループの総合力を活かした充実のサポートが期待できます。

6位:三井住友トラスト不動産

三井住友トラスト不動産の取扱高は6,524億9,600万円で、6位となっています。 三井住友トラスト不動産では、多彩な販売チャネルを活用して売却不動産を広くアピールするため、早期売却を目指すことが可能です。 例えば、会員や物件の近隣住民への告知、提携企業への案内、三井住友信託銀行のロビーでのパネル展示、新聞折込チラシ、自社サイト、不動産ポータルサイトなどの情報発信を行っています。 顧客満足度も94%以上(※)と、利用者から高い評価を得ています。
公式サイトより

7位:三菱UFJ不動産販売

三菱UFJ不動産販売の取扱高は5,764億9,100万円で、7位となっています。 三菱UFJ不動産販売の「AI不動産査定」を利用すれば、豊富なデータをもとに算出された最新の査定額情報をその場で確認できるため便利です。 マンションだけでなく戸建てや土地の査定にも対応しており、手軽に無料で利用可能です。 また、宅地建物取引士資格保有率99.5%(※)と高く、豊富な知識を持つ担当者が売却成功へと導きます。
公式サイトより

8位:みずほ不動産販売

みずほ不動産販売の取扱高は、5,373億9,500万円で業界8位です。 みずほ不動産販売は、みずほフィナンシャルグループ各社と連携し、幅広いネットワークを活用して不動産売却を支援しています。 また、700人の宅地建物取引士(※)が在籍しており、知識豊富な担当者が細やかにサポートします。 高齢者の住み替えを支援する「高齢者向け住宅紹介サービス」も提供しており、資金計画から入居まで一貫して対応するため安心です。
公式サイトより

9位:三菱地所リアルエステートサービス(三菱地所の住まいリレー)

三菱地所リアルエステートサービスの取扱高は4,947億1,900万円で、9位となっています。 三菱地所グループのネットワークを活用し、手厚いサポートによりスムーズな売却に導きます。 建物検査保証や住宅設備検査保証、24時間緊急対応など、売主と買主の両方に安心感を与えるサポートメニューが充実しているのが特徴です。 また、売却相談はオンラインでの対応も可能なため、忙しい方にとっても便利です。

10位:東宝ハウスグループ

東宝ハウスグループの取扱高は3,011億1,300万円で、10位となっています。 東宝ハウスグループでは、物件情報の写真やコメントの質にこだわることで、高いアピール力を実現しています。 また、税理士サポートサービスを提供していて売却後の税金対策についても相談できるため、安心です。 マンション売却の流れを疑似体験できる「売却体験オープンシミュレータ」を無料で利用できます。

マンション売却は大手と地元どこがいい?

マンションを売却する際、大手不動産会社か地元の不動産会社のどちらに依頼すべきか迷う方は多いです。

例えば、大手不動産会社は豊富なノウハウと高い集客力を活かし、早期売却が期待できます。一方で、地元の不動産会社は地域密着型の営業で柔軟な対応が可能です。

どちらも異なる特徴やメリットがあるため、どちらが優れているかは一概には言えません。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った選択をすることが大切です。自分に合った選択をすることで、より良い条件でマンションを売却できる可能性が高くなります。

以下では、大手不動産会社と地元の不動産会社それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、売却の際の参考にしてみてください。

大手不動産会社

大手不動産会社には、地元の不動産会社にはないスケールメリットを活かしたメリットがあります。
以下では、大手不動産会社を利用する際のメリットとデメリット、向いている人の特徴を紹介します。

大手不動産会社のメリット

大手不動産会社にマンション売却を依頼するメリットは、次のとおりです。

●幅広い顧客ネットワークを持っている
大手不動産会社は全国に展開し、幅広い顧客ネットワークを有しているため、早期に買主を見つけられる可能性があります。過去に問い合わせをした方や売買を検討した方、取引経験のある方に対して、各店舗の営業担当者がアプローチするため効率的に買主を探せます。

●広告宣伝力が高く集客力がある
大手不動産会社は、中小の不動産会社に比べて宣伝に多くの予算を割けるため、売却マンションのプロモーションを効率的に行うことができます。自社サイトをはじめ、不動産ポータルサイト、地域情報誌、新聞折込チラシ、ポスティングチラシ、看板など、さまざまな媒体に継続的に広告を出稿できるため、より多くの方に売却情報を届けることができます。集客力が高いため、早期に良い条件での取引成立が期待できます。

●経験豊富でノウハウが充実している
大手不動産会社はマンション取引の豊富な実績を持ち、多くのノウハウを蓄積しています。広告媒体の選定や物件の魅力的な見せ方、商談の進め方、顧客へのアプローチ、適切な売却価格の設定など、膨大なデータをもとに最適な方法を選択できるため、高い成果が期待できます。

●手厚いサポートで安心して任せられる
大手不動産会社は、マンション売却をサポートする体制が整っています。例えば、プロのカメラマンによる写真撮影や物件のモデルルーム化(ホームステージング)、清掃、設備保証など、さまざまなサポートが提供されているため、売主は安心して売却を任せられます。また、買主にとっても安心材料となるため、売買がスムーズに成立しやすくなります。

大手不動産会社のデメリット

大手不動産会社にマンション売却を依頼するデメリットは、次のとおりです。

●条件の良い物件が優先されがち
大手不動産会社は多くの売却物件を扱っており、営業担当者にはノルマが課されている場合もあります。そのため、会社や担当者にとって利益が大きい物件が優先され、自分のマンションの対応が後回しになる可能性があります。

●土地勘が十分でない場合がある
大手不動産会社は全国規模で店舗を展開していますが、配属されるスタッフが転勤者の場合、地域情報に詳しくないケースもあります。そのため、効果的なプロモーションや買主への適切なアプローチが難しい場合があります。

●両手仲介になる可能性が高い
大手不動産会社では、売主と買主の双方から仲介手数料を受け取る「両手仲介」が行われることがあります。両手仲介の場合、不動産会社は売主の利益だけを最優先することが難しくなり、買主とのバランスを考えた対応が求められます。そのため、売主の希望条件が妥協されることも少なくありません。

●仲介手数料の値引き交渉が難しい場合がある
大手不動産会社は仲介手数料の値引き交渉が難しい傾向があります。全国で統一された料金体系があるためで、値引きには本部の許可が必要だったり、他の売主からも同様の要求が発生するリスクがあるためです。キャンペーン時に値引きが行われることはありますが、通常時の交渉は難しいと考えておきましょう。

どんな人が向いているか?

大手不動産会社は、次のような人に向いています。

・知名度の高い不動産会社に依頼したい人
・できるだけ早くマンションを売却したい人
・手厚いサポートを受けたい人
・大手不動産会社でマンションを購入した人

大手不動産会社は全国に拠点を持ち、幅広いネットワークやノウハウを活かしてマンションの売却を進めます。そのため、短期間で買主が見つかる可能性があります。

各社が充実したサポートを提供しているため、物件の価値が高まり、売主は安心してマンション売却を進めることが可能です。

また、大手不動産会社で購入したマンションを売却する場合、その不動産会社に依頼すると、手数料割引などの特典を受けられることがあります。

地元の不動産会社

地元の不動産会社には、大手にはない独自のメリットがあります。
以下では、地元の不動産会社を利用する際のメリットとデメリット、向いている人の特徴について紹介します。

地元の不動産会社のメリット

地元の不動産会社にマンション売却を依頼するメリットは、次のとおりです。

●地域の特性に詳しい
地元の不動産会社は地域に関する情報に精通しているため、大手では気づきにくい物件の魅力を引き出し、効果的なアプローチを行うことができます。地域の特性を理解しているため、買主も信頼して取引を進めやすくなります。

●柔軟な対応が期待できる
地元の不動産会社は、大手に比べて内部の規定が少なくトップダウンで動けるため、柔軟な対応が可能です。売却方法やプロモーション手段、条件などについて相談することで、状況に応じた臨機応変な対応をしてもらえることがあります。

●仲介手数料の割引交渉に応じてくれることがある
地元の不動産会社は仲介手数料の割引交渉に応じてくれることがあります。仲介手数料の上限は宅地建物取引業法で「売買価格×3%+6万円+消費税」と定められていますが、交渉によって、1割〜2割以上割引してもらえるかもしれません。手数料の負担が軽減され、コスト削減につながる可能性があります。

地元の不動産会社のデメリット

地元の不動産会社にマンション売却を依頼するデメリットは、次のとおりです。

●プロモーションが弱い場合がある
地元の不動産会社は、大手に比べて広告予算が限られている場合があります。そのため、さまざまな媒体に継続的に広告を掲載することが難しく、効果的なプロモーションや十分な集客ができないことがあります。

●担当者が経験不足のことがある
地元の不動産会社の中には、マンション売買の実績が少なく、大手に比べて担当者の経験やノウハウが不足している場合があります。経験豊富な担当者であれば、売却を効率的に進めたり交渉を有利に進めたりすることができますが、経験やノウハウが不足していると機会損失を招く可能性があります。

●サポートが十分でないことがある
地元の不動産会社は、大手に比べてサポート体制が整っていないことがあります。例えば、プロのカメラマンによる撮影やホームステージング、保証などが付いていない場合もあり、売却サポートを重視する方には物足りなく感じられることがあります。

どんな人が向いているか?

地元の不動産会社は、次のような人に向いています。

・不動産会社に柔軟な対応を求める人
・仲介手数料の割引を期待する人
・地域密着型のサービスを好む人

地元の不動産会社の特徴は、地域に根ざした営業活動で柔軟な対応が期待できることです。マニュアル通りではなく、顧客のニーズに合わせた提案やサービスを提供することができます。また、交渉次第で仲介手数料の割引を受けられる可能性もあります。

特に、地域の特性を理解していないと物件の価値を十分に評価できない立地の場合、地元の不動産会社に相談するのがよいでしょう。

失敗しない不動産会社の選び方

不動産会社選びで失敗しないためには、実績、集客力、口コミ、レスポンスの速さなどのポイントに注目することをおすすめします。
これらのポイントに注目することで、信頼できる不動産会社を選ぶことができ、マンション売却の結果も良いものになるでしょう。

ここでは、失敗しない不動産会社の選び方について紹介します。

売却実績が豊富

不動産会社を選ぶ際には、売却実績の豊富さを確認することが大切です。

豊富な売却実績を誇る不動産会社は、多くの成功事例とノウハウを持っているため、効率的に売却を進めることができます。

例えば、

・築年数が古い物件の効果的な売却方法
・立地条件が悪い物件をスピーディーに売るための工夫
・多くの人の関心を引く魅力的な広告戦略
・商談を有利に進めるための営業ノウハウ
・物件の魅力を最大限に引き出す内覧方法

など、売却手法やプロモーションに関して豊富なデータ・ノウハウを活かして、より有利な条件で売却を成功させる可能性が高くなります。

多くの不動産会社では、公式サイトで売却実績を確認することができます。
実績が豊富でマンション売却に強い不動産会社を選びましょう。

客付け力がある

集客力の高い不動産会社を選ぶことで、マンション売却の失敗リスクを減らすことが可能です。集客に強い不動産会社だと、売却に出した家を多くの人に見てもらえるため、購入を検討する人が増え、成約の可能性が高まります。

このような不動産会社はプロモーション力や営業力に優れていることが多く、早期売却が期待できるため、売却マンションの維持管理費の負担軽減にもつながります。早期売却が実現すれば、住宅ローンを早く完済することも可能です。不動産会社を比較する際は、集客力にも注目しましょう。

口コミや評判がいい

不動産会社を選ぶ際は、口コミや評判を確認して失敗を防ぎましょう。口コミや評判は、実際にその不動産会社を利用した人の意見や評価であり、不動産会社の実態を知るための重要な情報です。

良い口コミが多い会社は、信頼性が高く、安心して任せられる可能性が高いです。逆に、悪い口コミが目立つ不動産会社は、売却を依頼しても良い結果が得られないリスクがあるため避けたほうよいでしょう。どの不動産会社にも良い口コミと悪い口コミは存在しますが、良い口コミが目立つ不動産会社を選ぶことをおすすめします。

担当者のレスポンスが速い

担当者のレスポンスが速い不動産会社を選ぶことをおすすめします。信頼性が高く実績豊富な不動産会社は、対応スピードが速い傾向にあります。

なぜなら、スピーディーな対応が顧客に安心感を与え、信頼構築につながることを理解しているからです。また、対応の速さが取引結果にも影響を与えることを知っているからでもあります。質問や不明点が出た際にすぐに回答を得られるため、マンションの売却を安心して任せることができます。買主に対してもスピーディーに対応するため、売却のチャンスを逃さずに取引をスムーズに進められる可能性が高いです。

まとめ

中古マンションや戸建ての売却する際は、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。信頼できる不動産会社に依頼すれば、より良い条件での不動産売却が期待できます。不動産会社を選ぶ際は、実績や口コミ、集客力、レスポンスの速さなどに注目しましょう。

また、大手と地元の不動産会社で強みが異なるため、自分に合ったほうを選ぶことが大事です。マンションや戸建ての売却を考えている方は、この記事で紹介したランキングや選び方を参考にしてみてください。

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檜垣知宏:宅地建物取引士

株式会社ライフアドバンス代表取締役の檜垣知宏です。 2014年8月に設立し、恵比寿不動産という屋号で賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理を行う不動産業者です。 不動産業界歴15年の経験を生かし、 運営しているサービスサイトである「不動産の相談窓口」の運営者も務めております。

保有資格:宅地建物取引士