不動産の相談窓口

二人暮らしの広さ目安|40・50・60平米の間取りと選び方を解説

この記事の監修者

檜垣知宏:宅地建物取引士のアバター

檜垣知宏:宅地建物取引士

この記事のポイント

  • 二人暮らしに最適な広さの目安

  • 40〜60平米の広さ別にわかる暮らしと間取りの特徴

  • ライフスタイルに合った部屋選びで後悔しないためのチェックポイント

2人暮らしを始めるにあたり、多くのカップルが悩むのが部屋の広さです。
最適な平米数や間取りは、ライフスタイルや二人の関係性によって大きく異なります。
この記事では、2人暮らしに必要とされる広さの目安を国の基準や一般的な数値を交えて解説します。

40平米・50平米・60平米それぞれの広さで実現できる暮らしや間取り、部屋選びで後悔しないためのチェックポイントも紹介するため、物件探しの参考にしてください。

目次

二人暮らしに最適な広さの目安とは?国の基準と一般的な平米数を紹介

2人暮らしの部屋探しでは、まず広さの目安を知ることが大切です。
国の示す基準では、最低限必要な広さと、ゆとりのある理想的な広さが示されています。
しかし、家賃やライフスタイルを考慮すると、多くのカップルが選択する平均的な広さは国の理想とは少し異なります。

ここでは、基準となる数値と現実的な選択肢について解説します。

まずは知っておきたい国の基準|最低30平米・理想は55平米以上

国土交通省の「住生活基本計画」では、2人暮らしに必要な広さの目安が示されています。
健康で文化的な生活を送るために最低限必要な「最低居住面積水準」は30平米です。
一方、より豊かでゆとりのある生活を想定した「誘導居住面積水準」では、都市部の場合で55平米が理想とされています。

これらはあくまで国が示す基準であり、物件探しの出発点として捉えると良いでしょう。

現実的な選択肢は40〜50平米|カップルのライフスタイルに合わせやすい

国の基準は一つの目安ですが、都心部で55平米以上の物件を探すと家賃が高額になりがちです。
そのため、多くの2人暮らしのカップルや新婚夫婦が選ぶ現実的な広さは、40〜50平米です。
この広さであれば、家賃と生活スペースのバランスが取りやすく、物件の選択肢も豊富です。

お互いのプライベート空間をある程度確保しつつ、二人で過ごすリビングも設けられるため、さまざまなライフスタイルに対応できます。

【広さ40平米】常に一緒にいたい二人におすすめのコンパクトな暮らし

40平米は、2人暮らしにおいてコンパクトながらも機能的な生活を実現できる広さです。
家賃を抑えつつ、都心や駅近など立地の良い物件を見つけやすいメリットがあります。
物理的な距離が近いため、常にパートナーと一緒に過ごしたいと考えるカップルに適しています。

限られた空間を二人で工夫しながら作り上げていく楽しみもある広さです。

40平米はどのくらいの広さ?約24畳で居住スペースは16畳が目安

40平米を畳数に換算すると約24畳です。
ただし、この面積には玄関や廊下、バス、トイレ、キッチンといった水回りも含まれます。
そのため、実際にリビングや寝室として使える居住スペースの合計は16畳程度が目安です。

ダブルベッドやソファ、ダイニングテーブルなど、二人暮らしに必要な家具は一通り置けますが、大型の家具を選ぶと手狭に感じる可能性があるため、レイアウトには工夫が求められます。

40平米に多い間取りは1LDK|リビングで二人時間を楽しめる

40平米の物件で最も一般的な間取りは1LDKです。
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と寝室が一つという構成で、生活の中心がリビングになります。
食事をしたり、テレビを見たり、リラックスしたりする時間を自然と二人で共有できるため、コミュニケーションを重視するカップルには最適です。

プライベートな空間は寝室のみとなるため、生活リズムが大きく異なる場合は注意が必要です。

40平米での暮らしが向いているカップルの特徴

40平米での2人暮らしは、特定のライフスタイルを持つカップルにとって非常に快適です。
例えば、外出が多く家で過ごす時間が比較的短いカップルや、持ち物が少なくミニマルな生活を好む二人には最適です。

また、家賃を抑えて貯蓄や趣味にお金を使いたい場合や、何よりもコミュニケーションを大切にし、常に一緒に過ごしたいと考えるカップルにも向いています。
目黒区の30m2〜40m2の賃貸マンションについては「目黒区 30m2~40m2 賃貸マンション物件一覧」で詳しく紹介しています。

【広さ50平米】お互いの時間も大切にしたい二人に人気の広さ

50平米は、2人暮らしにおいて最も人気のある広さの一つです。
共有スペースの快適さと、個々のプライベートな空間を両立させやすいバランスの良さが魅力です。
お互いの生活リズムを尊重しながら、それぞれの時間も大切にしたいと考えるカップルに適しています。

在宅ワーク用のスペースを確保することも可能で、現代の多様な働き方にも対応しやすい広さです。

50平米はどのくらいの広さ?約30畳で在宅ワークにも対応可能

50平米は約30畳の広さに相当します。
居住スペースとしては20畳以上を確保できることが多く、40平米と比較すると格段にゆとりを感じられます。
リビングに大きめのソファを置いたり、ダイニングテーブルを設置したりしても窮屈さがありません。

一つの部屋を書斎やワークスペースとして活用する余裕も生まれるため、在宅勤務が多い方でも快適に仕事に取り組めます。

50平米に多い間取りは2DKや広めの1LDK|生活空間を分けやすい

50平米の物件では、部屋数が二つある2DKや、リビングが10畳以上あるような広めの1LDKが主な間取りとなります。
2DKの場合、寝室と仕事部屋を明確に分けることができ、生活にメリハリが生まれます。

広めの1LDKであれば、LDK内にゾーニングを行い、食事スペースとリラックススペース、ワークスペースを緩やかに区切るなど、柔軟な使い方が可能です。

50平米での暮らしが向いているカップルの特徴

50平米での2人暮らしは、多くの夫婦やカップルにとって快適な選択肢です。
特に、一方が在宅ワークで仕事をする、あるいは二人とも在宅勤務の機会がある場合には、仕事とプライベートの空間を分けやすくおすすめです。
また、生活リズムが異なるカップルや、一人の時間や趣味のスペースを大切にしたい二人にも適しています。

将来的に荷物が増えることを見越して、ある程度の収納力を確保したい場合にも良いでしょう。
目黒区目黒の50m2以上の賃貸マンションについては「目黒区目黒 50m2以上 賃貸マンション物件一覧」で詳しく紹介しています。

【広さ60平米】ゆとりのある生活を求める二人向けの快適な広さ

60平米の広さがあれば、2人暮らしにおいてかなりゆとりのある快適な生活が送れます。
それぞれの個室を確保しつつ、広いリビングでゆったりと過ごすことができ、理想の部屋を実現しやすいでしょう。
収納スペースも十分に確保できるため、荷物が多いカップルや、趣味の道具などを置きたい場合にも対応可能です。

友人を招いてホームパーティーを開くなど、暮らしの楽しみも広がります。

60平米はどのくらいの広さ?約36畳で荷物が多くても安心

60平米を畳数で表すと約36畳となり、広々とした空間を確保できます。
ウォークインクローゼットなどの大型収納が備わっている物件も多く、衣服や趣味の道具、季節家電など、荷物が多くてもすっきりと片付けられます。
大型のソファやダイニングセット、本棚といった家具を置いても圧迫感がなく、インテリアコーディネートの自由度が高い点も魅力です。

60平米に多い間取りは2LDK|将来のライフプランにも対応

60平米クラスの物件では、2LDKの間取りが主流です。
広々としたLDKに加えて、独立した部屋が二つあるため、夫婦それぞれの寝室や書斎を持つことができます。
プライバシーを最大限に尊重できる間取りと言えるでしょう。

また、将来子どもが生まれた場合でも、一部屋を子ども部屋として活用できるため、家族構成の変化にも柔軟に対応でき、長く住み続けることが可能です。

60平米での暮らしが向いているカップルの特徴

60平米の広さは、お互いのプライバシーを重視し、それぞれが独立した個室を求める夫婦やカップルに最適です。
また、二人とも多くの荷物や趣味のコレクションを持っている場合や、頻繁に友人を招くなど、広いスペースを必要とするライフスタイルの2人暮らしにも向いています。

将来的に家族が増える可能性を視野に入れ、長期的な視点で住まいを選びたいと考えている二人にもおすすめの広さです。
代々木上原駅の60m2以上の賃貸マンションについては「代々木上原駅 60m2以上 賃貸マンション物件一覧」で詳しく紹介しています。

広さだけで決めない!二人暮らしの部屋選びで後悔しないためのチェックポイント

理想の部屋を見つけるためには、平米数という数字だけで判断するのは危険です。
同じ広さでも、間取りや収納の配置によって住み心地は大きく変わります。
2人暮らしを始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、内見時や契約前に確認しておくべき重要なチェックポイントを紹介します。

これらの点を二人で話し合い、納得のいく賃貸物件を選びましょう。

お互いにプライベートな空間が必要か話し合う

部屋探しを始める前に、お互いがどの程度のプライベート空間を必要としているか、価値観をすり合わせることが不可欠です。
例えば、夫婦の一方または両方が在宅ワークをするか、一人の時間や空間を大切にしたいか、生活リズムは同じかなどを具体的に話し合います。
この対話を通じて、常に一緒に過ごせる1LDKが向いているのか、個室を確保できる2DKや2LDKが必要なのか、最適な間取りが見えてきます。

手持ちの家具や荷物量に合った収納スペースがあるか確認する

部屋の広さと合わせて、収納スペースの量と使いやすさは必ず確認してください。
特に賃貸物件では収納が限られていることが多く、手持ちの家具や荷物が収まりきるか、内見時にメジャーで計測すると確実です。
クローゼットの奥行きや高さ、棚の有無などもチェックし、自分たちの荷物量に適した間取りか判断します。

収納が不足すると生活空間が物であふれ、ストレスの原因になります。

生活動線をイメージしてストレスのない間取りを選ぶ

間取り図を見ながら、朝の出勤準備や料理、洗濯など、日々の生活動線を具体的にイメージすることが重要です。
例えば、キッチンと洗面所が離れすぎていると家事の効率が悪くなることがあります。
また、寝室からトイレに行くのにリビングを通らなければならない間取りは、生活リズムが違う二人だと相手を起こしてしまうかもしれません。

二人にとってストレスのない、スムーズな動きができる間取りを選び、理想の部屋を見つけましょう。

ベッドのサイズから寝室に必要な広さを考える

寝室は一日の疲れを癒す重要な空間であり、その中心となるのがベッドです。
シングルベッドを2台置くのか、ダブルやクイーンサイズのベッドを1台置くのかによって、必要となる部屋の広さは大きく変わります。
ベッドを設置した後に、両サイドに通路が確保できるか、クローゼットの扉や引き出しが開閉できるかといったスペースも考慮して、寝室の広さを検討する必要があります。

二人暮らしの広さに関するよくある質問

2人暮らしの部屋探しでは、広さに関するさまざまな疑問が生じます。
ここでは、特に多く寄せられる質問について、簡潔に回答します。

自分たちの状況と照らし合わせながら、部屋選びの参考にしてください。

二人暮らしで30平米は狭すぎて後悔しますか?

荷物が少なく家賃を抑えたいなら可能ですが、窮屈に感じやすい広さです。
国の基準では最低限の広さとされ、収納も限られます。
在宅ワークやプライベート空間の確保は難しくなるため、お互いのライフスタイルをよく話し合うことが重要です。

常に一緒にいたい2人暮らしには向いている場合があります。

1LDKと2DKで迷っています。二人暮らしならどちらがおすすめですか?

コミュニケーションを重視するなら1LDK、個々の時間を大切にしたいなら2DKがおすすめです。
1LDKは広いリビングで一緒に過ごせますが、生活空間は分けにくいです。
一方、2DKの間取りは寝室と別に部屋を確保できるため、在宅ワークや趣味の部屋として活用できます。

将来子どもを考えている場合、何平米くらいの広さが必要ですか?

子どもが1人増える場合、国の基準では最低でも40平米、理想は75平米(都市型)が目安です。
乳幼児期なら50平米台の2LDKでも対応可能ですが、子どもの成長を考えると、60平米以上の広さがあると長期的に安心して暮らせます。
夫婦のライフプランに合わせて検討することが大切です。

まとめ

2人暮らしの最適な広さは、国の基準である最低30平米、理想55平米を目安としつつ、一般的には40~60平米の中から選ばれます。
40平米はコンパクトで常に一緒にいたいカップル、50平米はプライベートも両立したい二人、60平米はゆとりを求める夫婦に適しています。

広さだけでなく、収納や生活動線を考慮した間取りを選ぶことで、二人にとって快適な賃貸物件、理想の部屋が見つかります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
檜垣知宏:宅地建物取引士のアバター

檜垣知宏:宅地建物取引士

株式会社ライフアドバンス代表取締役の檜垣知宏です。 2014年8月に設立し、恵比寿不動産という屋号で賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理を行う不動産業者です。 不動産業界歴15年の経験を生かし、 運営しているサービスサイトである「不動産の相談窓口」の運営者も務めております。

保有資格:宅地建物取引士

カテゴリから記事を探す